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Model 01 : "CYCLIST"
19世紀中頃、サイクリングの人気により軽量なサイクリングシューズの需要が高まった。現在のサイクリングシューズの原型が誕生したと考えられるのもこの頃であり、レースステイがつま先まで流線的につながり補強を兼ねる独特の美しいデザインが特徴的である。従来の紳士靴に比べ格段に足にフィットしやすいこのデザインは、後に他の競技の靴にも転用されることになる。
また、本格的な自転車レースが始まったのは1890年代頃。競技用としてのロードバイクの原型が完成したのは1900年代であり、それとともにペダルに足を固定することによって速度をあげる発想が生まれた。ペダリング動作によるアッパー前足部への負担を減らすための補強と、クリップ・アンド・ストラップ(古くからあるシューズとペダルの固定方法の一つ)に足を出し入れしやすく、サイクリングシューズとして理にかなっていた為、合成皮革をはじめとするさまざまな新素材による置き換えが進むまでこのデザインは長く採用されてきたと考えられる。
Model 01 : "CICLIST" は、この往年のサイクリングシューズの特徴的なデザインをベースに、ハンドソーンウェルト製法、ヒドゥンチャネル、カールエッジなどの高度な意匠で組み立てている。
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